内容説明
知られざる最後の近代数寄者。十五の公共茶室を寄贈し、別邸に社を築いて瞑想し、毎朝一碗の茶を喫する。「経営の神様」といわれた幸之助の茶人としての事跡から、彼の哲学を探る。元『PHP』編集長と元真々庵苑長が語る。
目次
茶人・哲学者としての松下幸之助―PHP運動と茶の心(終戦直後のPHP昂揚国民文化大茶会;茶の湯との出会い;真々庵・PHP研究所;真々庵での松下幸之助;日本の伝統精神 ほか)
松下幸之助の茶の湯と真々庵―素直な心を求めて(茶の湯との出会いと淡々斎との交流;真々庵;真々庵の茶室;茶道の普及と茶室の寄贈;日本万国博覧会の松下館 ほか)
著者等紹介
谷口全平[タニグチゼンペイ]
1940年、京都市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。松下電器産業入社、同11月PHP研究所に出向。出版部長、『PHP』編集長、第一研究本部、社会活動本部担当取締役、研究顧問、追手門学院大学非常勤講師等を歴任。その間、松下幸之助から直接指導を受ける。また、松下幸之助の研究、『松下幸之助発言集』(全45巻)の編纂、松下資料館展示室「松下幸之助経営の道」の総合プロデュースなどを行う。PHP研究所客員、松下社会科学振興財団評議員
徳田樹彦[トクダタダヒコ]
1945年高松市生まれ。京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業。松下電器産業入社。DAS毎日金の卵賞受賞。テレビ本部、システムプランニングセンター、ネットワーク事業推進本部を経て、2000~2007年真々庵苑長。国立民族学博物館情報展示システム設計、神戸ファッション美術館提案コンペなどを行う。1964年裏千家入門。教授。「消息を読む会」事務局を主宰。茶室「碧窓庵」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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