教育学の基礎

原 聡介【監修】/田中 智志【編】/高橋 勝/森田 伸子/松浦 良充【著】

一藝社（2011/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 236p／高さ 19cm
• 商品コード 9784863590274
• NDC分類 371
• Cコード C3037

内容説明

教育学を学ぶ人たちへ！最先端の執筆陣が、今日の教育学の核心的問題に切り込む一書。

目次

第１章　学校という空間―教育人間学の視界から（学校という空間―“まなざし”が構築する場所；学校空間の揺らぎ　ほか）
第２章　知識の教育（学校教育における「知」の形―知恵・知識・情報；思考の訓練のための知識教育―精神の形式としての知　ほか）
第３章　教育システム―社会の中の教育（教育と機能的分化；教育と所得格差　ほか）
第４章　戦略的教育政策・改革と比較教育というアプローチ（制度としての教育と教育改革；比較教育というアプローチ　ほか）

著者等紹介

原聡介［ハラソウスケ］
１９３５年生まれ。東京学芸大学名誉教授。現在、有明教育芸術短期大学副学長

田中智志［タナカサトシ］
１９５８年生まれ。１９９１年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専攻、教育学（教育思想史・教育臨床学）

高橋勝［タカハシマサル］
１９４６年生まれ。東京教育大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、横浜国立大学教育人間科学部教授。専攻、教育哲学、教育人間学

森田伸子［モリタノブコ］
１９４５年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。現在、日本女子大学人間社会学部教授。専攻、教育思想史（フランス）

松浦良充［マツウラヨシミツ］
１９５８年生まれ。国際基督教大学大学院教育学研究科博士後期課程在学要件満了。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻、比較教育学、大学・高等教育研究（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[本命@ふまにたす]

タイトルからすると大学生向けの教科書のようだが、内容は論文集のような感じ。教科書的な体系性はないが、内容には興味深さを感じる部分もある。

2022/02/01

[もん]

学校という制度について改めて考えさせられました。「異質な他者との対話によって構築され、新しい意味が絶え間なく発生し生成していく」というような人間形成の在り方や、これまでの時代を継承し、これからの時代を更新していく人間を育成するという観点を得ることができました。「先人が用意した地図のようなものとしての知識。人類の経験の総体。」という見方で知識というものを捉えることも重要であると思います。

2012/01/31

[S@YOPECO]

この本には、大変お世話になると思います。分かりやすいし、公平な立場で書かれてる。