出版社内容情報
かつて建築の設計製図は手で描くことが当然とされ、描くことと思考が直結していた。
また、手で描かれた創造性豊かなスケッチやドローイングが、第三者に建築の魅力を伝える有効な手立てとして大いに活躍した。
ところが時代は変わり、もはや設計はコンピュータの操作によって行われている。
はたして、「手で描く」という肉体を介した行為は今なお意義を持ち続けているのだろうか。
そこで、いずれも早稲田で建築を学んだ、漫画家であり建築の設計活動も行う座二郎氏、「タナパー」と呼ばれる精緻なパースで知られる田中智之教授に加え、吉村靖孝教授が聞き手となって、手で描くことの意義と、その未来について語り合う。
目次
特集 手で描く、手で考える
早稲田建築 六年間一貫カリキュラム
修士計画優秀作品
卒業計画優秀作品
修士論文・卒業論文
設計製図・設計演習
建築学教室の記録と近況
-
- 和書
- 路傍の雫