すまい再発見―世界と日本の珠玉の住宅７６

住総研【編】

建築資料研究社（2017/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 303p／高さ 22cm
• 商品コード 9784863584884
• NDC分類 527
• Cコード C3052

内容説明

建築家、研究者、そして住まい手が選んだ、近・現代の「正統派住宅」たち。通巻１００号を迎えた住総研機関誌『すまいろん』の名連載記事を、完全収録。

目次

第１章　海外・戸建住宅（私・見…そのさきの―ジョン・ソーン自邸；セーラムの松木文恭邸―日本趣味を体現した住宅　ほか）
第２章　海外・集合住宅（上海旧式里弄住宅―伝統的な住形式を残しながら、豊かな生活を包み込んだ低層高密居住；フリッチュベッグ街の集合住宅―Ｐ．メーベスの先駆的な探究　ほか）
第３章　国内・戸建住宅（琉球の民家―不思議の楽園を発見した探検家たち；旧神戸ユニオン教会再生とフロインドリーブ家の想い―阪神・淡路大震災で被災した二つの建物の物語　ほか）
第４章　国内・集合住宅（写真によるすまい再発見―福島県南会津郡下郷町大内の場合；曙ハウス―建物の解体とブログ（Ｗｅｂｌｏｇ）　ほか）
資料

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[コマイヌ]

家人のライフスタイルに合わせた戸建て住宅はもう夢物語でその点はとてもイライラするね。従ってあまり強いアフォーダンスを持ってもらっては困るけど倉庫ではなく空間としての住居の美点はそこだから難しい。集合住宅論はとても良かった面白かった。長屋の半オープンスペースとしての玄関口の違い戸とか中庭から直接アクセスできる中空渡り廊下とか、私的な共用部の設計はもっと広間ってほしい。それはそれとして建物に何かどこか愛せるところがほしいね。

2019/03/02