内容説明
建築家が設計した住宅にもそこに住む人の「生活」がある。どのような想いで暮らし、どのような工夫をしながら住み継いでいるのだろう。「住む」という視点でとらえた、16軒のアメリカの名作住宅。
目次
身を守る家から、戸外を楽しむ家へ
ジャポニズムの宝庫―ブラッカー邸(グリーン&グリーン設計)
プレーリー・ハウスの真髄―ウィリッツ邸(フランク・ロイド・ライト設計)
ライト流アーツ&クラフツ―クーンレイ邸(フランク・ロイド・ライト設計)
最初のインターナショナル・スタイル―ロヴェル邸(リチャード・ノイトラ設計)
内部と外部の融合―V・D・L・リサーチ・ハウス(ノイトラ自邸)(リチャード・ノイトラ設計)
戸外生活を楽しむ優雅なテント―ロドリゲス邸(ルドルフ・シンドラー設計)
廃材による有機的建築―フォード邸(ブルース・ガフ設計)
理想的なケース・スタディ・ハウス―シュールマン邸(ラファエル・ソリアーノ設計)
戸外に開いた青い空間―ティッシラー邸(ルドルフ・シンドラー設計)
クラフトマンシップを極める―ナカシマ邸・山荘(ジョージ・ナカシマ設計)
大地とつながる家―ライズリー邸(フランク・ロイド・ライト設計)
フロリダの開放的な木造住宅―バークハート邸(ポール・ルドルフ設計)
自然と健康のほどよい調和―ソーランチ・エシェリック邸(ジョセフ・エシェリック設計)
カリフォルニア・モダン―キャピー邸(レイモンド・キャピー設計)
心地よさを極めたホーム―コーマン邸(ルイス・カーン設計)
再び閉じて、再び開く―スミス+ケノン邸(チャールズ・ムーア;ウィリアム・ターンブル設計)
著者等紹介
田中厚子[タナカアツコ]
1954年東京生まれ。東京芸術大学建築科修士課程修了。南カリフォルニア建築大学修士課程修了。帰国後、東京芸術大学建築科助手を経て、アクセス住環境研究所設立。アメリカ、カナダでの9年の生活経験を通して、日米住宅史、異文化間建築交流史を研究。工学博士。東京電機大学、日本工業大学、武蔵大学などで非常勤講師
村角創一[ムラズミソウイチ]
1947年東京生まれ。写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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