出版社内容情報
世の中には、さまざまな単位があり、日常何気なく使用している単位ですが、そもそもどうやってその単位が決まったのか意外と私たちは知りません。どうやってその単位が使われ始めたのか、日本と海外の単位の違いなど、単位の世界を歴史的な背景も含めて科学的に解説します。
内容説明
人類はほんの200年前まで物の量・長さ・速さを測る概念が地域でバラバラでした。それを普遍的な「単位」の発明によって、人類は科学・経済・建築・文化を大躍進させることになります。本書では単位をめぐる歴史やその体系を解説します。
目次
1 単位とは
2 日常の単位
3 基礎的な単位
4 気象の単位
5 物理の単位
6 化学の単位
7 日本の伝統的単位
8 欧米の伝統的単位
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」と、気は多い。執筆暦はここ十数年と日は浅いが、出版点数は150冊以上と月刊誌状態である。量子化学から生命化学まで、化学の全領域にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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izw
6
「単位」というと、長さ、免責、体積、重さ、時間などの単位を思い浮かべるが、離散量として、ものや動植物、お金の数え方も単位、化学の単位として原子量、分子量、放射能の量も単位として捉えることができる。そう思うと本のタイトルも納得がいく。著者紹介を見ると、大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間という名工大の名誉教授。単位という視点で身の回りのものを生真面目にとらえる姿勢に好感がもてる。2023/08/12
masayuki hasegawa
0
あらためて単位についておさらい出来ました。2023/06/10