出版社内容情報
AIOps(Artificial Intelligence for IT Operations)とは、IT運用に関するデータをAIを活用して分析し、IT運用の効率化・高度化を実現させるための手法です。たとえば、ネットワークのレスポンスが普段より遅いことをいち早く検知し、障害の予兆として知らせる、IT障害発生時に過去の類似障害と解決法を提示する、などの実用例があります。
AIOpsが注目されはじめている理由として下記が挙げられます。
・運用現場に集まるさまざまなデータをビジネスへの提言に利用したい
・AI技術を取り入れたツールが手軽に使えるようになってきている
・運用現場でのIT人材不足
本書ではITの現場が抱える課題なども交え、AIOpsの適用事例や、AIOpsで活用される技術、AIOpsの実践や適用する際のポイントなどをわかりやすく解説します。
内容説明
IT運用の課題をAIを活用して解決!AIOpsの概念から、適用事例、活用した技術やアルゴリズムなどを紹介!AIOpsの入門に最適な1冊!
目次
01 AIOpsとは
02 IT運用が支える現代の暮らし
03 IT運用の課題とあるべき姿
04 AIOpsの適用事例
05 AIOpsで活用される技術・アルゴリズム
06 AIOpsの実践
07 AIOps活用のヒント
08 AIOpsが拓く近未来の運用
著者等紹介
澤橋松王[サワハシマツオ]
1991年東京電機大学卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社入社。2019年に技術理事就任。2021年9月よりキンドリルジャパン株式会社執行役員最高技術責任者テクノロジーイノベーション本部本部長。TOGAF9認定アーキテクト。一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会非常勤講師。公益財団法人ボーイスカウト日本連盟所属
増田みさお[マスダミサオ]
日本アイ・ビー・エム株式会社入社後、三十数年に渡り運用管理のエキスパートとして、数百社のお客様の運用高度化コンサルティング、大規模運用システム構築、統合運用ポータルによる自動化の推進。2025年崖とも言われる少子高齢化による技術者の不足を前に、人の経験に頼る運用への限界を感じ、AIOpsを活用したNo‐Opsアーキテクチャを考案し、運用コスト削減、魅力的な職場への変革をリード中。2021年キンドリルジャパン株式会社へ移籍。ITIL Expert
劉功義[リュウコウギ]
2006年日本アイ・ビー・エム株式会社。社内システムのシステム構築、運用を経て、アウトソーシングのお客様に対するクラウドサービス、運用自動化、監視高度化やSRE(Site Reliability Engineering)の適用プロジェクトに従事。2021年にキンドリルジャパン株式会社に移籍し、プリンシパルアーキテクトとして、オブザーバビリティ、データ&AI領域のビジネス開発を担当。情報処理学会、品質管理学会、プロジェクトマネジメント学会、経営工学会等各会員。工学博士、The Open Group Distinguished Architect、PMP
伴俊秀[バントシヒデ]
1991年日本アイ・ビー・エム株式会社。監視やジョブ管理を中心にシステム管理分野での技術支援やプロジェクトでの設計・構築を実施。近年は、インフラ運用設計や運用プロセス改善に携わり、ITサービス管理の価値をお客様に提供するための取り組みを行っている。2021年キンドリルジャパン株式会社へ移籍。ITIL Expert、Certified Scrum Master、Certified Scrum Product Owner
山田大輔[ヤマダダイスケ]
2007年早稲田大学大学院CS学科修了後、日本アイ・ビー・エム株式会社入社。ITアーキテクトとして従事し、80社を超えるアウトソーシングのお客様に対する監視・自動化のシステムの設計・構築・運用に携わる。2015年よりクラウドの最新動向を調査し、クラウド提案手法を検討する社内コミュニティをリード。2021年9月よりキンドリルジャパン株式会社へ、データ&AI領域の提案・構築を担当。Google Cloud Professional Data Engineer、Professional Cloud Architect、ITIL Foundation、情報処理安全確保支援士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kannkyo
Rikyu21
K;Kei