内容説明
紺周郎と妻のおいとが、お蚕様の話で県下を歩いたのは、みんなの笑顔に会いたいという想いからだった。明治の初め、養蚕飼育の主要な技法になった「いぶし飼い」を広めるため、あっちの村、こっちの町へと教えて歩いた。そして、二人を支えた多くの人々の物語。
目次
武尊山麓の暮らし
戊辰戦争の兵部たち
兵部をガニ沢峠まで送る
焚き火のおかげ
雪のようなマンマを
戸倉戦争
蚕種のことと炭焼きのこと
初午のオシラ様迎え
天井板の張り替え
蚕葉飼室の思案〔ほか〕
著者等紹介
永井佐紺[ナガイサコン]
戸籍名、永井留治。昭和10(1935)年4月13日利根郡片品村針山生。慶應義塾卒、平成7年3月末猿ヶ京小学校長を最後に退職。沼田市及び新治村史誌編纂委員会専門委員。新編『片品村誌』編集委員会副委員長、沼田市東原新町区長、元東原新町文化作品展実行委員長、尾瀬玉原通信編集協力委員、元沼田文学の会編集主幹、群馬県読書グループ連絡協議会運営委員、沼田市読書グループ連絡協議会々長、読書グループ「緑山読書クラブ」主宰。日本児童文学者協会群馬支部「虹の会」より童話『一本の足』により小野忠孝文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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