出版社内容情報
2019年上梓『知謝塾 利他への軌跡』の第二弾。「知謝塾」とは著者が主催する“若手ビジネスマン支援・育成塾”で、2か月に1回程度の頻度で各界の著名な方を呼んでビジネスマンに向けて講演会を開催している。この講演会をベースにし、「自分ファースト」から「他人ファースト」へと心の力点を“利他”に置いた、“人生論”“技術論”“経営論”のまとめ。前著以来この4年間で、世の中は大きく変わった。 コロナパンデミックス、ウクライナ問題、生成AIの出現、等々、と、複雑さを増している。「知謝」の字が示すように、知(=頭)だけでも駄目、謝(許す=感謝=心)が益々必要になっている。
内容説明
時代は大きく変わろうとしている。この5‐6年でもコロナ・パンデミックス、ウクライナ戦争、イスラエル・ハマス紛争、異常気象、生成AI等々、と立て続けにいろいろなことが起こっている。何故だろうか。これらの問題は我々に何を突き付けているのだろうか。価値観の転換である。今まで、我々は、あまりにも「自分ファースト」の考えに固執してきた感がある。上記の問題もこの利己的な考えがもたらしたものである。逆に、「他人ファースト」、すなわち、利他心の価値観が必要になってきている。利他の行動は、自分に戻ってくる。このダイナミズムを理解することが未来につながるのではないだろうか。
目次
第1章 コロナがもたらしたもの
第2章 AIの時代
第3章 時代の変化
第4章 心の深化
第5章 学知の限界
第6章 創造的生き方
第7章 これからの生き方
著者等紹介
武田英次[タケダエイジ]
1949年生まれ。東京電機大学客員教授。東京大学非常勤講師。東京大学工学部物理工学科修士課程修了。工学博士。日立製作所中央研究所所長、日立製作所情報・通信グループCOO兼エンタープライズサーバ事業部事業部長、日立超LSIシステムズ取締役社長、日立製作所執行役常務研究開発本部長、日立総合計画研究所研究顧問等を経て現職。1983年英国ケンブリッジ大学に客員研究員として留学。2001年から上海交通大学顧問教授。専門は半導体エレクトロニクス。IEEE(米国電気電子学会)Lifeフェロー、IEEE Cledo Brunetti Award受賞。第10回応用物理学会業績賞受賞。2012年に「知謝塾」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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