出版社内容情報
あらゆる領域に対して、独自の視座で切り込んできた自由人物理学者、西村肇。その生い立ちから、学生時代、研究者時代、現在に至るまでを紐解き、そこに通底する気品とアタマの使い方、人生と世の中に対する接し方を、自らの生き様をもって示した一冊。
目次
第1部(天皇放送で天国から地獄へ 在満日本人だった私;死ぬはずだった働きづくめ引揚者 私;西村という男 講演速記者の感想実録 ほか)
第2部(日本人にとってはじめての挑戦 下り坂に生まれる個人;仕事は八時間、八〇%、二番でよい;全国学校指定図書『冒険する頭―新しい科学の世界』(西村肇、筑摩書房、一九八三年) ほか)
第3部(真に「アタマのよい人物」に達したい人に伝える秘伝・直伝(理研講演)
細心と冒険がなければ本物にならない二人の人間の関係
仕事と生活 私の場合(1)なぜ美しく食べるか 先生のフランス料理 ほか)