日本の都市化―刈谷の工業と政治 1872‐1972年

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  • サイズ B5判/ページ数 282p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784863455092
  • NDC分類 509.215
  • Cコード C3021

出版社内容情報

1975年刊行の『Japanese Urbanism: Industry and Politics of Kariya, 1872-1971』の完全日本語訳。

内容説明

1975年刊行の『Japanese Urbanism:Industry and Politics in Kariya,1872‐1972』の完全日本語訳。本書のテーマである刈谷市は1972年の時点で人口9万人、その多くがトヨタ系大企業数社に雇用されている。1922年、トヨタは刈谷の地域社会に初めて、その名を登場させた。以来、トヨタは刈谷の経済の命運に大きな影響を及ぼしてきた。小規模繊維工場としてのささやかな創業から世界最大企業の1つとなるまでの成長過程を織り込み、アリンソン氏はトヨタの歴史、トヨタと他の日本企業との関係、トヨタの経営および労務、地方政治におけるトヨタの役割を解明する。本書は日本の政治経済に関するこれまでの伝統的な見方に対して、控えめではあるが、新鮮な視点を提議する。しばしば無機的になりがちな日本の「近代化」論に実像を吹き込み、日本歴史学の一般的概念に再検討を迫る。従って、本書は特に歴史学者が興味を抱くであろう。同時に地域研究をテーマとする文化人類学者・社会学者、あるいは都市政治・政治変遷の研究者、比較労使関係の専門家、企業史や経済発展を研究する経済学者にとっても、興味の尽きない内容となっている。

目次

第1章 はじめに
第2章 前近代の踏襲 1872‐89年
第3章 国民国家への足並み 1889‐1921年
第4章 工業主義の到来 1922‐31年
第5章 将来への模索 1932‐45年
第6章 急進派の一幕 1945‐55年
第7章 工業による主導 1955‐67年
第8章 豊かな時代へ 1967‐72年
第9章 結論

著者等紹介

柴田みつ子[シバタミツコ]
1946年、愛知県刈谷市生まれ。南山大学外国部学部英米学科卒。主婦。趣味は読書、水泳など。刈谷市・依佐美送信所記念館ガイドボランティアの会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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