出版社内容情報
著者は、親主導の子育てではなく、子どもが何を必要としているのかを考え、子どもと「ともにする」家庭教育を提案します。
内容説明
子育ての目的は何でしょうか?そして親の役割は何でしょうか?「教育改革」の流れの中で親への要求は高まり、「あるべき親と家庭教育」のあり方が語られています。本書の著者アルフィー・コーンは、親主導の子育てではなく、子どもが何を必要としているのか、何を求めているのかを考え、子どもと「ともにする」家庭教育を提案します。それは子どもを無条件に愛し、責任を持って自ら決められる人間の育成です。『甘やかされた子育ての真実』の姉妹編として、自らの体験をもとに具体的・実践的に論じた本書は、現代の家庭教育を根本から振り返る機会をくれる一冊です。
目次
条件つきの子育て
愛情を与えることと止めること
過度の統制
罰の対価
成功を強要する
何が親を押し止めるのか
無条件の子育ての諸原則
条件のつかない愛情
子どものための選択
子どもの視点から
付録 子育てのスタイル―文化・階層・人種との関連
著者等紹介
コーン,アルフィー[コーン,アルフィー] [Kohn,Alfie]
1957年にフロリダ州のマイアミ・ビーチに生まれ、1979年にブラウン大学を卒業し、翌80年にシカゴ大学で社会科学の修士号を得た。高校教員を経て、1980年代から文筆活動に入り、1986年に最初の単行本としてNo Contest:The Case Against Competitionを刊行した。その後フリーの研究者として活動を続けており、社会的にも広く知られている
友野清文[トモノキヨフミ]
昭和女子大学総合教育センター(教職課程)教授。岡山市出身。財団法人日本私学教育研究所専任研究員などを経て、2009年10月から昭和女子大学総合教育センター(教職課程)准教授。2014年4月から現職
飯牟禮光里[イイムレミツリ]
東京都私立高等学校非常勤講師。横浜市出身。神奈川県私立高等学校教諭、東京都私立中学高等学校教諭を経て、2019年9月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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