内容説明
日本の家庭教育はどのような方向に進められようとしているのでしょうか。また家庭教育について何が議論されているのでしょうか。実は私たちの知らないことがたくさんあります。本書は国や自治体が進めている家庭教育政策と、それを支える思想や運動を実証的に明らかにします。そして子育てや教育で大切なことは何かを、アメリカの教育家アルフィー・コーンの主張を基にして検討します。これからの家庭教育を考えるために不可欠な情報を提示する一冊です。
目次
1章 現代の家庭教育政策の動向―家庭教育支援条例・家庭教育支援法案をめぐって
2章 家庭教育支援条例の成立過程
3章 「親になるための学び」をめぐって
4章 「親学」「誕生学」をめぐって
5章 アルフィー・コーンの家庭教育論
補章 アルフィー・コーンの教育論の諸相
著者等紹介
友野清文[トモノキヨフミ]
昭和女子大学総合教育センター(教職課程室)教授。岡山市出身。財団法人日本私学教育研究所専任研究員などを経て、2009年10月から昭和女子大学総合教育センター(教職課程)准教授。2014年4月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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