内容説明
核融合炉開発は、現在、実験炉の建設段階にあり、原型炉を見据えるところに来ている。核融合炉はエネルギー源となるプラズマと多くの機器から成り立つ。核融合炉開発では、それらの相互関係を把握して進めることが重要である。本書は、プラズマの基礎から各機器までを体系的に説明した核融合炉設計に関する入門書である。
目次
核融合炉の特徴
核融合炉の基礎
プラズマ解析の基礎
プラズマ平衡と安定性
プラズマ輸送と閉じ込め
炉心プラズマ設計
ブランケット
プラズマ対向壁
コイルシステム
プラズマ加熱・電流駆動
真空容器
燃料循環系
クライオスタット
核設計
運転保守
冷却系
電源系
運転制御系・計測系
安全性
解析コード
著者等紹介
岡〓隆司[オカザキタカシ]
1952年岡山生まれ。1980年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了(理学博士)。1980‐2017年日立製作所エネルギー研究所~日立研究所。1988‐1989年General Atomics(米)。1998‐2005年九州大学大学院客員助教授。1999‐2003年プラズマ・核融合学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。