出版社内容情報
元原子核物理学研究者の精励と安楽の日々のエッセイ。がん体験、社会論、畏友への言葉、日本の抒情歌や温泉と文学の話、好きな学者などを掲載。
目次
第1章 科学とその周辺(ホルミシスとラドン温浴、自らのがんの体験)
第2章 社会論(人の批判をするということ;中国といかに向か合うべきか)
第3章 いろいろ(ウイスキーのあれこれ;『武士の娘』を読んで ほか)
第4章 好き勝手な話(日本の抒情歌;温泉と文学の話)
第5章 人物論(学者として好きな人 朝永振一郎氏;学者として好きな人 丸山眞男氏)
著者等紹介
曽我文宣[ソガフミノリ]
1942年生まれ。1964年東京大学工学部原子力工学科卒、大学院を経て東京大学原子核研究所入所、専門は原子核物理学の実験的研究および加速器物理工学研究。理学博士。アメリカ・インディアナ大学に3年、フランス・サクレー研究所に2年間、それぞれ客員研究員として滞在。1990年科学技術庁放射線医学総合研究所に移る。主として重粒子がん治療装置の建設、運用に携わる。同研究所での分野は医学物理学および放射線生物物理学。1995年同所企画室長、1998年医用重粒子物理工学部長、この間、数年間にわたり千葉大学大学院客員教授、東京大学大学院併任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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