出版社内容情報
著者の経験、見聞、暗黙知をふまえ、様々なキャリア理論を紹介。若者の人生がより充実したものになるためのヒントを提供する。
内容説明
“境界のないキャリアの時代”と言われる現代。労働者のキャリア環境は、単一の企業のもとで境界のある『直線型キャリアの時代』から、境界を超えて他の組織に移る可能性の高い『複線長期型キャリアの時代』に移行しつつある。企業は競争優位を獲得するため、経営の柔軟性を高める戦略を実施。それは、従来型の終身雇用制、年功序列などとは大きく乖離したものであり、労働者にはエンプロイアビリティ(雇用される能力)が求められる。本書では、筆者の経験、見聞、暗黙知などを踏まえつつ、様々なキャリア理論を紹介。若者の人生がより充実したものになるためのヒントを提供する。
目次
第1章 社会経済・産業的環境の変化
第2章 社会が求める能力
第3章 重要な資質
第4章 エンプロイアビリティ向上の戦略と戦術
第5章 進化モデルと面接についての考察
第6章 学生の個別ケース研究
著者等紹介
井上泰日子[イノウエヤスヒコ]
1974年京都大学卒業。在学中「京都大学留学生友の会」会長として外国人留学生の支援、交流活動を行う。東京工業大学社会人教育院MOT修了(2012年)。企業ではマーケティング、広報、経営管理、人事等に従事。2010年に人事部研究開発室部長を経て退社。大学での教育、研究の世界に入る。米国ワシントンD.C.、ニューヨーク、シンガポールの海外駐在、世界55ヵ国を訪問した経験が、キャリア教育研究の背景にある。講義実績のある大学は、(現在継続中の大学も含め)早稲田大学、青山学院大学、東京大学、立教大学、東京都市大学、立命館アジア太平洋大学など、専門は、キャリア教育、航空事業、ツーリズム、マネジメント、講義の合間の時間を利用して、数年間にわたり合計1000名を超える学生の個別面談を実施し就職活動や学業についての助言を行った。獨協大学で教鞭をとる傍ら著述活動を行っている。進化経済学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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