内容説明
米国国立科学財団(NSF)は、米国の基礎研究・学術研究活動を支援する独立連邦政府機関である。本書では、NSFの沿革と組織・政策・予算などの概要に触れた上で、研究者からの自由な発想を中心とした提案に基づいてNSFが実施している、研究の支援、研究者の育成、研究施設の整備、研究成果の事業化促進などについて記述している。
目次
第1章 沿革
第2章 組織、政策、予算など
第3章 科学技術活動への支援
第4章 資金配分~グラントを中心として
第5章 教育と人材育成
第6章 主要研究機器・施設の支援
第7章 センター・プログラム
第8章 橋渡しプログラムとI‐Corps
第9章 国際展開
第10章 科学や社会への貢献に対する授賞
第11章 行政評価
著者等紹介
遠藤悟[エンドウサトル]
独立行政法人日本学術振興会総務企画部専門調査役(グローバル学術情報センター兼務)、国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター特任フェロー(海外動向ユニット所属)。1981年早稲田大学教育学部卒業。同年日本学術振興会採用。1995年から1997年まで日本学術振興会ワシントン研究連絡センター副所長、2000年「米国の科学政策」ホームページ開設。2009年から2013年まで東京工業大学大学マネジメントセンター教授。2014年に日本学術振興会復職後、2015年より現職
冨田英美[トミタエイミ]
国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター・フェロー(海外動向ユニット所属)。学術博士。1991年、インディアナ大学大学院医科学研究科免疫学修士課程修了。チバ・ガイギー株式会社(現ノバルティスファーマ株式会社)国際科学研究所研究員、昭和女子大学大学院生活機構研究科研究員、大学発ベンチャー株式会社加齢・栄養研究所主任研究員を経て、2015年より現職
林幸秀[ハヤシユキヒデ]
国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター・上席フェロー(海外動向ユニット所属)。1973年東京大学大学院工学系研究科修士課程原子力工学専攻卒。文部科学省科学技術・学術政策局長、内閣府政策統括官(科学技術政策担当)、文部科学審議官などを経て、2010年より現職。2017年よりライフサイエンス振興財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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