内容説明
「法」は不用意に選ばれた翻訳語にすぎないという観点から、「法」に対する既成観念を取り払い、この符牒が指し示すものを注意深く観察すると、私たちが「性的人間」であるのと同じくらいに「法的人間」であることが見えてくる。「法」は洋の東西を問わない人間心理の普遍的なメカニズムだからだ。法の力は各人の法的リビドー量に依存している…。「法」の意味と価値を根底から問い直す「法批評」。
目次
第1章 翻訳の問題
第2章 津和野から
第3章 社会あるところ法あり
第4章 復讐
第5章 人を裁くこと
第6章 法の法則性
第7章 法の倫理
第8章 法的情動と法概念
第9章 性法
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