文学、社会、歴史の中の女性たち〈1〉学際的視点から

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  • サイズ A5判/ページ数 195p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863451162
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0090

目次

私はどのように台湾フェミニズムにたどりついたのか
アニエス・ヴァルダの『幸福』と遠藤周作の中間小説―『さらば、夏の光よ』と「霧の中の声」における「妻」の幸福と自殺
王朝女流文学の隆盛―文芸観という観点から
明治期の女性観と文学
児童文学の中の少女たち
現在における植民地記憶の再現とその可能性―陳玉慧『海神家族』と津島佑子『あまりに野蛮な』が描く一九三〇年代の植民地台湾
二十世紀の女性キリスト者、神谷美恵子と須賀敦子に見る思想とその表現方法
アメリカ小説に見る女性教師像
特殊性の表れ―鄭清文の小説における歴史、身体、そして妻
女性の叙階問題をどう理解するか―ジェンダーの視点から
環境と女性をめぐる批評的考察を目指して

著者等紹介

長島世津子[ナガシマセツコ]
1941年生。白百合女子大学全学共通科目教授、専門はキリスト教女性学教育・倫理

釘宮明美[クギミヤアケミ]
1968年生。白百合女子大学宗教科准教授、専門は森有正を中心とする比較思想・キリスト教思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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もちもち

1
女性の叙階問題について、長島先生のものを読んだ。なるほどわたしの感じるカトリック教会への疑問がしっかりと論じられている。なぜ女性の叙階が認められないのか…もうすこし明確で誰もが納得しうる声明を教会が提示しているものだと信じていたが、これを含む数冊の本からはどうもそういうわけではないらしいとわかる。なぜ教会は女性の叙階を認めないのか…なぜ司祭の結婚を認めないのか…わたしは気になって仕方がない。非常に勉強になる論だった。2012/06/30

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