内容説明
本書は、一七九九年、いわゆる無神論者の嫌疑をかけられイエナを追われたフィヒテが、その後二度の短い期間を除いてその死に至るまで、そのほとんどを過ごしたベルリンを舞台として、家族を含めた彼の人的交流を通しての思想の形成の過程をたどろうとするものである。
目次
第1章 シュプレー河畔のアテネへ
第2章 知識学の体系樹立へ
第3章 歴史的現実における「生」と哲学
第4章 激動の始まり
第5章 ベルリンでの活動再開
第6章 解放戦争
著者等紹介
石崎宏平[イシザキコウヘイ]
1928年、高知県生まれ。1954年、学習院大学哲学科卒業。同大学院修士卒業。元学習院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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