地域で暮らし、老いる - 「行き場のない障害者」をつくらない

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  • サイズ A5判
  • 商品コード 9784863424203
  • Cコード C0036

出版社内容情報

つながりのある地域で暮らし、老いることは、誰にも保障される権利である。

限界を超えた家族ケア、故郷を離れたグループホーム、
ショートステイを転々とする暮らし、そして、突然のグループホーム閉所……誰もが地域で暮らし続けられる社会へ──社会資源のあり方を問い直す

地域に暮らし続けるために、つながりを駆使し、新たな社会資源をつくる人たちもいる希望!

当事者家族や福祉・自治体職員・研究者・マスコミなど多様な立場から「暮らしの場」の課題や展望を明らかにする。

Part1 暮らしの場の不足と家族の葛藤
Part2 全国調査から明らかになった障害者の暮らしの場
Part3 自治体の思いと葛藤─自由記述に寄せられた声
Part4 暮らしの場を運営する課題とは──施設ヒアリング調査
Part5 「恵」問題から考える市場化される暮らしの場
Part6 中山間地域・島嶼部における障害者・家族の暮らし
Part7 わが子を“託せなかった”ある家族の出来事
Part8 障害者のケア・暮らしに関する家族会の意見(6団体)
   全国知的障害者施設家族会連合会/全国手をつなぐ育成会連合会/日本自閉症協会/
   全国肢体不自由児者父母の会連合会/全国重症心障害児(者)を守る会/
   全国障害児者暮らしの場を考える会
Part9 障害者と家族のノーマライゼーション
   ─障害者のケア責任の公共化と「老いる権利」「看取る権利」の保障に向けて

*本書のPart2、Part3は、NHKと佛教大学田中智子教授の研究室と共同で行った、自治体を対象とした暮らしの場の実態調査を元に執筆した。


【目次】

Part1 暮らしの場の不足と家族の葛藤 
1.暮らしの場を待機している家族の思い 
2.ふるさとから600キロ離れて暮らす選択 
3.1年に275回、住まいを転々とする暮らし 
4.事業者の都合に振り回されるグループホーム 
5.地域移行政策にプレッシャーを感じる日々 
6.家族の状況やニーズを丁寧に把握した施策を 

Part2 全国調査から明らかになった障害者の暮らしの場 
1.調査の概要 
2.調査結果からみえてきた障害者の暮らしの特徴 
? 社会資源を求めての地域移動
?在宅でのケアを支えるサービス─ショートステイ、重度訪問介護 
? 暮らしの場の利用状況 
?自治体による待機者把握と現状認識 
? 調査から見えてきたこと─“地域で、最後まで”は難しい 

Part3 自治体の思いと葛藤─自由記述に寄せられた声 
1.社会資源の量的問題 
2.社会資源の質的問題 
3.障害状況による受け入れ困難 
4.中山間地域・島嶼部問題 
5.8050問題、高齢化問題 
6.国の障害者政策への意見 
7.自治体の役割と公的責任のあり方の分岐点 
Column 1- 暮らしの場をめぐる自治体の苦悩─国の政策と当事者・家族の間で 

Part4 暮らしの場を運営する課題とは──施設ヒアリング調査 
1.暮らしの場の人員配置基準の実際 
2.報酬体系の加算・減算がもたらすもの 
3.現場からみた制度矛盾 
4.制度の都合から暮らしの都合へ 
Column 2 - 暮らしを支える現場から 

Part5 「恵」問題から考える市場化される暮らしの場 
1.「恵」問題はなぜ起こったか 
「金持ちになりたい」/支援追いつかず、虐待が発生/スタッフの家族や友人を雇っていた/運営指導は書類改ざんで切り抜けていた/安易な参入、追いつかない事後チェック/2000年の制度改革/広がらない第三者評価/「事業者が悪い」で思考停止/「性善説」の限界も
2.「恵」問題のその後と、問われる暮らしの公的責任 
不正問題の発覚と「説明されない不安」/行政の動き「利用者支援会議」の発足/事業譲渡後も残る「問い」/地域福祉の責任

Part6 中山間地域・島嶼部における障害者・家族の暮らし
1.高齢化が進む山あいの町の強いつながりに支えられる暮らし──栃木県茂木町の場合 140 ? 子どもを見守りながら暮らす─家族 
? 地域の強い結びつきを支える─支援者 150 ? 住みなれた地域で暮らし続けられる町をめざして─行政 
2.“島立ち”が求められる島での暮らし─鹿児島県薩摩川内市甑島の場合 
? 島で暮らし続けたい─家族 
? 島で暮らし続けるために支えをつくる─支援者 
?障害のある人が暮らしたい場所で暮らせる地域を目指

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