内容説明
手話通訳者は、講演会で見かけたり、テレビ画面の端に映り込むボランティア精神の豊富な人?手話通訳の対象の半分は「きこえる人」?!「きこえない」とはどういうことか、「きこえない人」とはどういう人か、手話通訳者とは何する人かを「きこえる」立場から考える。
目次
序章 手話通訳者は何をする人か
第1章 手話という言語(言語としての手話;手話という言葉の始まり;きこえないとはどういう状態か;ろうあ運動と難聴者の社会運動;社会のなかの手話の変遷)
第2章 手話通訳(手話通訳の始まり;手話サークル「みみずく」―手話を学ぼうと考えたきこえる人たち;手話通訳のあり方の議論;手話通訳に関わる制度)
第3章 手話通訳者(手話通訳者の現場実践から;手話通訳者が共有する理念)
終章 手話通訳の機能(情報保障支援機能;コミュニケーション支援機能;福祉的な支援機能)
著者等紹介
西田朗子[ニシダアキコ]
京都市出身。立命館大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了、博士(社会学)。一般企業で勤務後、社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会に入職し、いこいの村・梅の木寮、栗の木寮、障害者地域生活支援センター、地域包括支援センターなどに勤務。大阪保健福祉専門学校社会福祉科教員、東亜大学医療学部医療工学科医療福祉コース准教授を経て、現在、立命館大学産業社会学部非常勤講師。京都手話通訳問題研究会、聴覚言語障害者の豊かな暮らしを築く京都市ネットワーク、男性介護者と支援者の全国ネットワークにて活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 洋書
- YOUCAT