内容説明
「何かほかに手立てはないのか?」「残念ながらございません。これ以上治療を続けると、王さまのお命があぶなくなってしまいます」がんの再発を宣告されたライオンは、いのちについて考えました。そして、無数の「関係」に支えられていることを知り、ライオンのこころは、やがて、とてもおだやかになっていったのでした。がん治療をとおした緩和ケアをわかりやすく伝えながら、いのちとは、その人らしく生きるとはを問いかける絵本。
著者等紹介
ゆうきまあさ[ユウキマアサ]
緩和医療専門医。1955年、大阪生まれ。京都府立医科大学卒業後、麻酔科医として約20年間市中の病院に勤務。2014年より京都民連中央病院で緩和医療に従事。小学校入学前後の約1年間、ゴリサンカールという絵画教室に通い、木炭でデッサンしたラインを消すための食パンをかじっていた。小学生の頃は、鉄腕アトムや鉄人28号など漫画雑誌のキャラクターを模写していた。『がんになったライオン』がはじめての絵本(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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