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内容説明
ほとんどの青年が大学進学する時代。日本の高等教育も知的障害者への門戸を開くとき!海外の実情視察から日本の知的障害者高等教育を考える。
目次
序章 ゆたかカレッジの概要と海外視察の目的
第1章 アメリカにおける知的障害者の大学進学
第2章 カナダにおける知的障害者の大学進学
第3章 イギリスにおける知的障害者の大学進学
第4章 アイルランドにおける知的障害者の大学進学
第5章 アイスランドにおける知的障害者の大学進学
第6章 スペインにおける知的障害者の大学進学
第7章 イタリアにおける知的障害者の大学進学
第8章 オーストラリアにおける知的障害者の大学進学
第9章 韓国における知的障害者の大学進学
終章 大学視察のまとめとして
著者等紹介
長谷川正人[ハセガワマサト]
1960年福岡県北九州市生まれ。1983年日本福祉大学社会福祉学部卒業、2012年日本福祉大学大学院社会福祉学修了。1991年社会福祉法人「鞍手ゆたか福祉会」設立。1992年知的障害者通所授産施設「鞍手ゆたかの里」設立。2003年知的障害者入所更生施設「サンガーデン鞍手」設立。2009年より理事長。2017年11月より株式会社ゆたかカレッジ代表取締役社長。社会福祉士、精神保健福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なるみ(旧Narumi)
29
著者らが2014年から5年にわたり、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアの国々を訪問し、知的障害のある人が、どんな大学教育を学んでいるかを報告としてまとめた一冊。横断的な報告で、わかりやすかったです。2019/09/20
がみ
9
日本において知的障害者の大学進学率は0.5%である。また2016年の統計調査地よると、18歳~65歳のいわゆる生産年齢に値する知的障害者は40.8万人いるのに対し就労者数は10.5万人、就労率は25.7%である。 本書はそういった現状に端を発する一方で、知的障害を持つ若者が定型発達の若者と同じ空間で同じ時間を過ごし、学びを深めあったり社会性を身に着けあったりする社会を目指すべきだと問題提起している。9か国20の大学に調査・インタビューを行い諸外国の取り組みが分かりやすくまとめられてある。2021/02/12