内容説明
「困っている」子どもたちに、当事者の目線に立った創造的な生活指導実践を提起。キャリア発達、自立をめざしたスキル形成に重点を置く実践が多い中で、人やモノに積極的に働かかけ、希望をもって生きる力を育てようとする、子どもたちの自立への願いを理解し、希望を紡ぐ集団づくりをどう進めるか、その実践的展望を考える。
目次
第1章 特別支援学級―子どもの自立を支える集団づくり(子どもたちが一緒に過ごすための経験を増やそう;岳は何に困っているの?―ぼくは積極的になりたいです ほか)
第2章 特別支援学校―自立を励まし、居場所をつくる集団づくり(亜紀は友だちのなかで―知的障害支援学校;つくりだす可能性をもとめて―肢体不自由支援学校 ほか)
第3章 障害のある子どもたちとつくる教育(子どもの実態から出発する;「なぜと問う」ことから始まる指導 ほか)
第4章 特別支援学級・学校の役割と集団づくり(インクルーシブ教育と特別支援学級・学校;特別支援学級・学校の集団づくりを構想する視点 ほか)
著者等紹介
湯浅恭正[ユアサタカマサ]
1951年島根県生まれ。1979年広島大学大学院教育学研究科博士課程退学。徳島文理大学・香川大学・大阪市立大学を経て、2015年10月から中部大学現代教育学部教授。専門:特別ニーズ教育論・教育方法学。全国生活指導研究協議会研究全国委員・日本教育方法学会等に所属
小室友紀子[コムロユキコ]
1970年埼玉生まれ。2002年東洋大学社会学部応用社会学科社会福祉学専攻卒業。東京都立特別支援学校教諭。全国生活指導研究協議会常任委員
大和久勝[オオワクマサル]
1945年東京生まれ。1968年早稲田大学教育学部卒業。2005年3月まで東京都の小学校教諭。現在、全国生活指導研究協議会常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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