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内容説明
お互いの強みも苦手も了解しあい、“自分”を見出す。その自信を支えに、自分の課題に向き合っていく子どもたち。同じワケありの仲間たちとともに本物の文化にふれる活動をとおして―
目次
中学校支援学級の教育目標
集団の中で育つ生徒たち
集団と文化
思春期の育ちを支える
自主編成の教科学習
調理実習で育つ「誇らしい自分」と協力し合う仲間
通常学級との交流、健常児の障害理解のために
登校拒否・不登校をどうみるか
著者等紹介
加藤由紀[カトウユキ]
1948年生まれ。宮崎県出身。大学卒業後、京都府立高校非常勤講師を経て大阪府に採用。公立中学校で社会科23年、支援学級担任16年(再任用4年を含む)。現在、大阪障害者センターの教育部門である発達支援センターぽぽろの、読み書き障害の小中学生を対象とした「ぽぽろキッズ学習室」と、「障害青年の学びの場ぽぽろスクエア」のボランティアスタッフ。全国障害者問題研究会会員。登校拒否を克服する会世話人。歴史教育者協議会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Moeko Matsuda
4
素晴らしかった。通常学級と併設の支援学級「ペガサス」を担任する教師の実践記録。ペガサスの生徒達の生き生きとした姿、教師としての葛藤、支援学級運営を支える思想や願いが語られている。いたずらに詩的な表現を用いたり、感傷を煽ろうとする部分はなく、事実と、それに基づく見解がしっかりと書かれている。非常に共感できたし、加藤先生の子ども達に対する深い愛情と、育ちゆく人間に対する敬意が感じられた。本棚に置いておきたい一冊。通常学級を運営するのにもおおいに参考になるのではないかと思う。2015/08/28