内容説明
道徳の教科化は、いったい誰のため、何のために?『心のノート』を全面改訂した『私たちの道徳』を全小中学生に配付=教科化の動きが強まる今、その意味を考え、道徳教育はどのように展開すべきか、子ども、地域の実態と教師、保護の連携で創りだす「学び」としての道徳教育を実践事例から明らかにする。
目次
第1章 これからの道徳実践をどう進めていくか(教育基本法と道徳教育;「子どものための道徳教育」への模索;道徳の教科化をめぐる問題とこれからの道徳教育)
第2章 対話・共感・共同を育てる道徳実践(道徳と生活をつなぐ;トラブルこそ道徳授業のチャンス;“私ってこんな人です!”友だちのことを知る・自分のことを知る;子どもたちが納得し、心にしみいる道徳;大事にしている道徳の定番授業;解説 実践を読む―対話・共感・共同を育てる道徳実践を創造する)
第3章 自己理解・他者理解を広げる道徳の授業(子どもたちの相互理解を深める;道徳授業の展開)
著者等紹介
大和久勝[オオワクマサル]
1945年東京生まれ。1968年早稲田大学教育学部卒業。2005年3月まで東京都の小学校教諭。現在、大学講師、全国生活指導研究協議会常任委員、『生活指導』隔月刊(販売・高文研)編集長
今関和子[イマゼキカズコ]
日本女子大学文学部史学科卒業。東京都の小学校教諭を経て現在は大学講師。全国生活指導研究協議会常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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