内容説明
イギリスの福祉の市場化の歴史、動向を丹念かつ緻密に分析、ソーシャルワークの重要な価値基盤である社会正義や平等の形骸化に警鐘。介護保険導入以来、同じ道をたどる日本、多くの貧困者を生み出している政治・社会に、社会正義と平等のソーシャルワークの復権を提起する。
目次
第1章 守るに値する専門職とは
第2章 イギリスの新自由主義
第3章 ニューレイバーと新しいソーシャルワーク
第4章 市場と社会的ケア
第5章 消費者主義、パーソナル化、社会福祉運動
第6章 ラディカルな伝統
第7章 クリティカル・ソーシャルワーク:争点と論争
第8章 合意形成への挑戦
著者等紹介
ファーガスン,イアン[ファーガスン,イアン][Ferguson,Iain]
スターリング大学応用社会科学部上級講師。イギリスのスコットランドでソーシャルワーカーとしての現場実践経験を積み、パイズリー大学を経て2001年より現職
石倉康次[イシクラヤスジ]
立命館大学産業社会学部教授
市井吉興[イチイヨシフサ]
立命館大学産業社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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. bunjin
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尊敬するファーガスン先生の著作!これ英国大学院で存在しって興奮したのを覚えている。 版権を先に取られちゃって・・・w 期待したんだが、監訳が悪すぎるw(つーか、院生の下訳をきちんとチェックしていない) 折角の作品の魅力が半分も伝わらない。また解説をしている某スウェーデンの福祉研究者のそれは、まったく文脈がズレているとしか言いようがなく、日本の読者には本書の主張の核心が伝わらないのでは?私とその仲閒が翻訳しなおしたら、もっと売れるのに、残念だなあ(笑)。しかし本書の主張は、日本でもっと考察されるべき。
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