内容説明
大災害のあとに適用される災害救助法。理解と運用は災害対応の基本、復興への重要な備え。被災者救助の徹底活用法と災害救助制度の課題をはじめて提起する画期的な本。
目次
1 災害救助法とは何か(いざという時の「備え」;災害救助法の成り立ち ほか)
2 災害救助法の仕組み(災害救助の役割分担;災害救助法の適用基準 ほか)
3 災害救助の種類―救助の内容と課題(避難所の設置;応急仮設住宅の供与 ほか)
4 災害救助法の課題と展望(現金支給が可能な災害救助法;求められる災害救助法23条1項7号、2項の発動 ほか)
著者等紹介
津久井進[ツクイススム]
1969年名古屋市生まれ。神戸大学法学部卒。弁護士(兵庫県弁護士会)。現在、日本弁護士連合会災害復興等支援委員会副委員長、阪神・淡路まちづくり支援機構事務局長、関西学院大学災害復興制度研究所研究員、兵庫県震災復興研究センター監事
出口俊一[デグチトシカズ]
1948年尼崎市生まれ。関西大学法学部法律学科卒。公立学校教員、立命館大学講師を経て、兵庫県震災復興研究センター事務局長、関西学院大学災害復興制度研究所研究員、阪南大学講師、神戸松蔭女子学院大学講師。専門は人権教育論
永井幸寿[ナガイコウジュ]
1955年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。弁護士(兵庫県弁護士会)。現在、日本弁護士連合会東日本大震災・原子力発電所事故等対策本部副本部長、日本弁護士連合会災害復興支援委員会委員長、日本災害復興学会理事、NPO法人災害看護支援機構監事
田中健一[タナカケンイチ]
1969年大阪府生まれ。香川大学法学部法律学科卒。現在、神戸大学大学院工学研究科博士課程後期課程
山崎栄一[ヤマサキエイイチ]
1971年大阪市生まれ。神戸大学大学院法学研究科公法専攻博士後期課程単位取得退学。現在、大分大学教育福祉科学部准教授。京都大学博士(情報学)。専攻は、憲法・災害法制、災害法制全般に関心があるが、特に、被災者支援法制、高齢者・障害者等の災害時要援護者の支援、災害時における個人情報に関する調査・研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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