内容説明
手話はコミュニケーション、通じることが最優先!どんな表現をすれば、聞こえない方に疲れない手話通訳ができるか、40年の経験から翻訳技術の深化・向上と専門性を語る。裁判員制度を受けて、法廷や取り調べ、病院での手話通訳も解明。
目次
第1部 聞こえない人に伝わる手話(通じなければ意味がない;手話の言葉としての特徴;線上的音声語と手話の同時性;音声語の恣意性と手話の写像性;「すみません」 ほか)
第2部 翻訳技術の深化・向上と専門性(無視できない「言わずもがな」;写像的にとらえた表現とは;状況、情景が伝わるか?;隠れたニュアンスを見せる;慎重に検討して善処したい ほか)
著者等紹介
市川恵美子[イチカワエミコ]
1949年東京生まれ。1970年「東京都手話奉仕員養成講習会」修了(第1期)。1972年淑徳大学社会福祉学部社会福祉学科卒業。1980年全国手話通訳問題研究会(全通研)東京支部発足、支部長。2000年「東京都手話通訳派遣協会」事務所長に就任。2001年全通研東京支部長辞任。2004年全通研運営委員長就任。現在、東京手話通訳等派遣センター事務所長、社会福祉法人東京聴覚障害者福祉事業協会理事、社会福祉法人全国手話研修センター評議員、一般社団法人全国手話通訳問題研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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