目次
1 働くこととリカバリー(働いてリカバリーしよう;リカバリーとは ほか)
2 IPSを理解するために(IPS概論と実践概要;アセスメントとストレングス ほか)
3 社会とのパイプ役(地域開拓のWin‐Win関係;IPSの職場開拓 ほか)
4 補論・資料(リカバリーを定義することについて;「リカバリーの学校」の資料から ほか)
著者等紹介
中原さとみ[ナカハラサトミ]
精神保健福祉士、第1号職場適応援助者、IPS‐Tokyo事務局長、リカバリーキャラバン隊事務局長。2001年、桜ヶ丘記念病院入職。2004年より就労支援プログラムを立ち上げ、IPSを導入。計画・実地・評価を繰り返し支援の方法を変化させてきた。2007年アメリカ・ハワードセンターにてIPSを体験
飯野雄治[イイノユウジ]
第1号職場適応援助者、福祉住環境コーディネーター1級。IPS‐Tokyo、リカバリーキャラバン隊、稲城市職員。小学6年時に工藤順一(現、国語専科教室主宰)に師事。開成学園社会科研究部、筑波大学生物資源学類(生物応用化学)、北海道大学文学部(哲学・倫理学)、稲城市子育て支援課、厚生労働省老健局、稲城市障害福祉課を経て稲城市子ども家庭支援センター主任(子ども家庭支援ワーカー)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nori
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IPSといえば、ノーベル賞を受賞した山中教授を殆どの人が思い浮かべるだろう。本書におけるIPSは、山中教授とは関係がなく、精神障害者に対する援助の一形態を指している。多くの人にとって、直接は全く関わることもなく、よく分からない存在としての精神障害者。彼らが、その個々の人生を歩む、その人生を輝かせる要素の一つが就労であり、その就労を如何に実現していくか、共同して支えていくか、伴走していくか。作業所としての就労支援、デイケアといった、集団での支援から、個別性のある支援へ。バリアフリーの更なる進化が試される。2021/07/22