感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
28
暴力団組長の父、女博徒の母、周りは組員という環境で育ち、若い頃からヤンチャな毎日。覚醒剤で逮捕され刑務所へ、出所後は暴力団員や出所した人たちの更生を支援している毎日。そのような中川茂代のライフヒストリー。インタビューを原稿化しそのままの関西弁で書かれているので、ヤンチャな頃、刑務所での体験、母親の武勇伝等を面白可笑しく読めます。まぁよくある、元犯罪者、囚人の体験記の1冊といった感じでしょうか。 2015/11/17
江上章子
1
刑務所は幸福発見装置、日常の自由のありがたさを認識することができる。2016/07/25
hideko
1
同じ時代を生きているとは思えないライフストーリー。 就労と家族。それ以外のソーシャルボンドのために私ができることがあるのだろうか? 難しい…2015/10/25
すいそ・はいどろ
1
仕事がらみで読了。読み応えあり。ヤクザという環境のもたらす不幸と視点のあり方。あっけらかんとした語り口は説得力があった。「人間の反古箱」みたいなもんや。いろんな人間がくるけど、わしが相手したらな誰も相手せんやろ」。どないもならん人とどないもならんこと。これはただ相手するしかあらへん。キモのすわったもんが。なるほど。2015/08/10