52と呼ばれたクジラ

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  • サイズ A4判/ページ数 30p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784863382565
  • NDC分類 E
  • Cコード C0771

内容説明

父親の転勤で家族でアメリカにやって来た孤独な少年ユウト。ひとりのカラに閉じこもるユウトを心配した父親は、ある日こんな話をしてくれた。声は聞こえるけれど、まだ誰も姿を見たことがないクジラがいるんだ…。実在する幻のクジラをモデルに少年の心の成長を描いた、孤独な時代を生きる全ての人の心に贈る海洋ファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papapapapal

39
世界で唯一、52ヘルツで鳴く鯨。その存在が明らかになったのは1989年だか、彼の姿を見たものは誰もいない。他の個体とは違うルートを辿り、1匹で泳ぎ続けるため、世界で最も孤独な鯨として知られる。 親の仕事の都合で日本からアメリカの学校に転校したユウト。英語が分からず、孤独を感じる日々に知った「52」の存在。52に励まされるように成長するユウトに起こる、小さな奇跡の物語。2020/07/02

pen 

38
町田さんに触発されて借りてきた絵本。ちょっと勇気がでます。2020/06/16

陽子

32
52ヘルツで鳴く声は他のクジラには聴こえない。広い海の中で孤独なクジラ。アメリカに転校したユウト。言葉の通じない外国で、自分と52クジラを重ね合わせる。ある日の夢の中でクジラになってタンカーの船長や海の仲間と心を通わせながら、勇気をもらっていくユウト。海の青が美しい。誰もが心の声を聴いてもらいたいし、伝えたい、通じ合いたいと願っている。自ら発信する勇気と、耳を傾けてくれる優しい心が重なった時に人は幸福を感じることができるんだろうな。2022/03/19

梅ちゃん

22
先日読んだ町田そのこ著『52ヘルツのクジラたち』で、そんな鯨が実在するのかとググったらこの絵本がヒットした。ユウトの父はアメリカの海洋研究所で勤務することとなり、家族で日本からやってきた。ユウトは学校で言葉もわからず、友達もいない。誰にも話しかけることができない。そんな自分と52ヘルツで鳴くクジラとを重ね合わせる。 2020/10/21

本詠み人

12
『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ著)を読んで、こちらの絵本にも興味をもち読みました。お父さんの仕事(海洋研究所)について渡米した日本の少年ユウト。アメリカの学校で言葉もわからないため、周りと打ち解けられず孤立する中、お父さんから52と呼ばれるクジラの話を聞く。52の高らかな力強い歌声と不思議な邂逅に勇気をもらい…。ここからインスピレーションを得たのだとしたら、作家さんの創造力すごいです🥰2021/04/09

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