感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
57
何だこれ、可愛いでないか！というのが一番の感想である。奈良県に住む老夫婦に飼われている犬のヤマト君が主人公。おじいさんから聞くニホンオオカミの姿に憧れて、ニホンオオカミになろうとするヤマトが可愛い。ある日帰宅が遅い老夫婦を迎えに行こうとバス停に向かったヤマト。可愛い奴である。しかし迷子になってしまう。山中で迷ったヤマトが出会ったのは…と、まあ読める展開ではあるが、ヤマトの可愛さでそれがさほど気にならない。この絵本、2015年、奈良県東吉野村のニホンオオカミ手作り絵本コンクール最優秀作品だそうだ。可愛い。2017/01/07
パフちゃん＠かのん変更
41
奈良県東吉野村のニホンオオカミ手作り絵本コンクール最優秀作品。ニホンオオカミが見られなくなって１００年以上たちます。おじいさんに聞いたニホンオオカミのカッコよさに憧れる犬のヤマト。かわいいです。山奥に人知れずニホンオオカミが生息しているかもしれませんね。 2017/07/02
shiman
13
図書館で原画展に遭遇。雀と仲良しな芝犬くんがカワユス～。印刷だとやっぱり原色が強くなりますが絵本には丁度良いのでしょう。2016/07/31
遠い日
12
２０１５年東吉野ニホンオオカミ手作り絵本コンクールで、村長賞を受賞した作品。東吉野村はニホンオオカミが最後に捕獲された所。ニホンオオカミへのオマージュが生んだ、優しく強い物語。犬のヤマトに語るおじいさんのオオカミのイメージがとってもかっこいい。憧れはオオカミの存在を信じさせる作用をする。たとえ想像ではあっても、ヤマトのなかにいるオオカミは憧れるに足る大きな存在。2016/07/20
ケ・セラ・セラ
6
おじいちゃんからニホンオオカミの話を聞き、ニホンオオカミに憧れる犬のヤマト。強くて優しいニホンオオカミ。今もどこかでひっそり生きていたらいいのにね。スズメとくつろぐヤマトがほのぼの可愛い。2019/05/31
