内容説明
コロナとウクライナによって、日本の財政は瀬戸際に追い詰められた。世界中がインフレの大波に襲われる中で、FRBは急激な利上げを始めた。そして、金利を上げられない日本(上げれば日銀も民間銀行も政府も破綻へ)は円安を止められなくなっている。これこそ、「国家破産」の前兆だ。では、その時本当に私たちの身に何が起こるのかを、実際に世界中で破産した国々の取材をもとに解説する。本書の内容をもとに、あなたの資産を守っていただきたい。
目次
第1章 国家破産とは何か?―あなたの生活と財産はどうなるのか(国家破産の正体;私が現地で取材して得た生きた国家破産情報 ほか)
第2章 ハイパーインフレ、すさまじい円安、大増税(ローマ帝国滅亡の原因は、放漫財政によるハイパーインフレだった;お金の価値が低くなると、どんなことが起こるのか ほか)
第3章 迫り来る“徳政令”―預金封鎖(引き出し制限など)、新円切換、デノミ、年金カット、大増税(二〇二六年にも起こり得る悪夢;資本規制は、週末に突発的に ほか)
第4章 社会の混乱―治安の悪化、政治の混乱(失って初めて気付く“ありがたさ”;あなたの身に何が起きるのか ほか)
著者等紹介
浅井隆[アサイタカシ]
経済ジャーナリスト。1954年東京都生まれ。学生時代から経済・社会問題に強い関心を持ち、早稲田大学政治経済学部在学中に環境問題研究会などを主宰。一方で学習塾の経営を手がけ学生ビジネスとして成功を収めるが、思うところあり、一転、海外放浪の旅に出る。帰国後、同校を中退し毎日新聞社に入社。写真記者として世界を股にかける過酷な勤務をこなす傍ら、経済の猛勉強に励みつつ独自の取材、執筆活動を展開する。現代日本の問題点、矛盾点に鋭いメスを入れる斬新な切り口は多数の月刊誌などで高い評価を受け、特に1990年東京株式市場暴落のナゾに迫る取材では一大センセーションを巻き起こす。その後、バブル崩壊後の超円高や平成不況の長期化、金融機関の破綻など数々の経済予測を的中させてベストセラーを多発し、1994年に独立。1996年、従来にないまったく新しい形態の21世紀型情報商社「第二海援隊」を設立し、以後約20年、その経営に携わる一方、精力的に執筆・講演活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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