内容説明
もう小手先の改革で日本を変えることは無理で、革命的なことが起こらないと立ち行かないくらい、厳しい時代に追い込まれるだろう。ただし、それは悲観すべき事ではない。なぜなら、そんな厳しい時代になれば、幕末・明治維新の頃と同じように、若い人の中から優れた人材が必ず出てくるからである。そして、幕末の志士達のような若者が現れ「二一世紀の明治維新」を起こし、世の中を変えていくことだろう。
目次
プロローグ 日本の「原点」「原風景」を伝えたい
第1章 大正生まれの二人が語る日本の原風景
第2章 日本人はなぜここまでダメになってしまったのか
第3章 日本人よ、今こそ江戸へ帰れ
第4章 日本国の建て直し方
エピローグ 将来の日本を変える世代に伝えたいこと
著者等紹介
井口潔[イノグチキヨシ]
大正10年10月21日生まれ。福岡県久留米市に生まれる。旧制福岡高等学校、九州帝国大学医学部在学中に明治神宮国民体育大会(現在の国体)射撃競技で2年連続全国優勝。1945年9月、学徒出陣(陸軍軍医候補生)の後、九州帝国大学医学部を卒業。1951年~1956年お茶の水女子大学理学部化学教室(物理化学)講師。1963年~1985年九州大学教授(第2外科)。引き続き名誉教授。1985年~1989年佐賀県立病院好生館館長、引き続き名誉館長。日本学術会議会員(12、13、14期)、日本外科学会名誉会長、日本癌治療学会名誉会長、がん集学的治療研究財団最高顧問、フランスアカデミー会員、アメリカ外科学会名誉フェロー
関良雄[セキヨシオ]
大正14年10月16日生まれ。1925年(大正14年)、新潟県栃尾市(現在は長岡市)に生まれる。昭和20年木更津海軍航空隊で終戦。同年12月日本国有鉄道に就職。この間の功績が認められ、昭和45年特別功労賞を授与され、皇居にて天皇陛下に拝謁。お言葉をいただく。平成4年勲5等叙勲。戦争で生き残れた者として少しは世の中に恩返しをしたいと考え、定年後勤務した会社を62歳で退職、ボランティア活動を始める
浅井隆[アサイタカシ]
第二海援隊社長。経済ジャーナリスト。1954年東京都生まれ。学生時代から経済・社会問題に強い関心を持ち、早稲田大学政治経済学部在学中に環境問題研究会などを主宰。一方で学習塾の経営を手がけ学生ビジネスとして成功を収めるが、思うところあり、一転、海外放浪の旅に出る。帰国後、同校を中退し毎日新聞社に入社。写真記者として世界を股に掛ける過酷な勤務をこなす傍ら、経済の猛勉強に励みつつ独自の取材、執筆活動を展開する。現代日本の問題点、矛盾点に鋭いメスを入れる斬新な切り口は多数の月刊誌などで高い評価を受け、特に1990年東京株式市場暴落のナゾに迫る取材では一大センセーションを巻き起こす。その後、バブル崩壊後の超円高や平成不況の長期化、金融機関の破綻など数々の経済予測を的中させてベストセラーを多発し、1994年に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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