内容説明
貧乏職人一家が選んだ生きるための仕事は「葬儀屋」だった。人の縁と人情が紡いだチャンス。ひたすら前を向いて進む一家が目指したのは、「すべてはお客様の満足のために」という家訓を守り抜くことだった。戦前・戦後の激変する日本社会とともに変化する葬祭市場を生き抜き、創業１００年、そしてその先を目指す地域葬祭店とその家族の波乱に富んだ物語。タイトルの「ぎっちょかご」とは埼玉県入間地方で「虫かご」を意味する方言です。
目次
第１章 祖母・岩〓ヨシの時代（「昭和恐慌」のさなかで；末っ子・善一の交通事故；姉の後添えとして婿と夫婦に ほか）
第２章 母・岩〓あきの時代（お嬢様から女中奉公へ；ささやかな結婚式；長男・茂の誕生と徴兵 ほか）
第３章 妻・岩〓芳江の時代（明るく元気なスポーツ万能少女；「自分のできること」で職場を改善；「夫唱婦随」だがストライキも ほか）
著者等紹介
岩〓茂［イワサキシゲル］
昭和１５年２月１３日埼玉県入間市豊岡に生まれる。昭和３４年３月埼玉県立豊岡実業高等学校卒業。株式会社いわさき代表取締役会長。株式会社フローリスト彩花取締役。有限会社セイレイ取締役社長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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