出版社内容情報
土屋有里子[ツチヤユリコ]
著・文・その他
内容説明
鎌倉時代、尾張国長母寺の無住によって編纂された『沙石集』。複数の伝本が成立したこの仏教説話集は、多くの人々に読みつがれた。その教えは今を生きる我々にも気づきを与えてくれる。無住最晩年の著作『雑談集』よりその人となりにふれ、『沙石集』への理解を深める。
目次
第1章 無住道暁ヒストリー
第2章 神と仏の中世神話
第3章 末世の仏教界と僧侶
第4章 女性と愛欲
第5章 異類へのまなざし
第6章 限りある命と極楽往生
第7章 鎌倉幕府と東国武士
第8章 尾張・三河の宗教世界
著者等紹介
土屋有里子[ツチヤユリコ]
1974年東京都生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業、早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻単位取得退学。博士(文学)。早稲田大学教育学部助手、日本学術振興会特別研究員、名古屋市立大学准教授を経て、習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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