内容説明
『ジャパン・アズ・ナンバーワン』(1979年)70万部ベストセラーの著者、エズラ・ヴォーゲルが日本(愛知大学)で行なった、生前最後の講演。
目次
第1部 講演と解説(エズラ・ヴォーゲル講演録 永遠の隣人:日中の歴史から考えるアジアの未来;エズラ・ヴォーゲル講演会 総括と解説)
第2部 エズラ・ヴォーゲル先生への追悼文(「ミスタージャパン」と「ミスターチャイナ」)
第3部 資料編(『東亜同文書院興學要旨』と『立教綱領』について;愛知大学設立趣意書;愛知大学国際中国学研究センターの概要)
著者等紹介
ヴォーゲル,エズラ・F.[ヴォーゲル,エズラF.] [Vogel,Ezra F.]
傅高義。ハーバード大学ヘンリー・フォード2世社会科学名誉教授。1930年アメリカ・オハイオ州生まれ。1958年ハーバード大学社会関係学部博士課程修了、社会学博士号を取得。ハーバード大学社会学部教授や東アジア研究センター所長を経て、日米関係プログラム所長、フェアバンク中国研究センター所長、アジアセンター初代所長などを歴任。1979年に『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を出版し、日本で70万部を超えるベストセラーに。1993年から95年にかけてワシントンの国家情報会議(NIC)東アジア担当の国家情報官に就任。2000年に教職から引退し、10年以上を費やして『現代中国の父 〓小平』(2011年)を執筆。同書は中国で100万部を超えるベストセラーを記録したほか、外交関係書に贈られるライオネル・ゲルバー賞、全米出版社協会PROSE賞特別賞を受賞し、エコノミスト誌、フィナンシャル・タイムズ紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ワシントン・ポスト紙などの年間ベストブックに選ばれた。新著China and Japan:Facing Historyは2019年にハーバード大学出版会より出版された後、同年に中国語版『中國和日本:1500年的交流史』(香港中文大学出版社)、日本語版『日中関係史―1500年の交流から読むアジアの未来』(日本経済新聞出版社)も相次いで出版され、大きな社会的関心を呼んでいる。2020年12月20日に米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市にて逝去、享年90歳
李春利[リシュンリ]
愛知大学経済学部教授・大学院中国研究科教授。愛知大学国際中国学研究センター(ICCS)所長。中国遼寧省生まれ。中国社会科学院大学院、京都大学を経て、1996年に東京大学にて経済学博士号を取得。1997年愛知大学に赴任、2004年より教授。専門分野は中国経済論、国際産業論及び環境・交通経済論。浙江大学講座教授、南開大学兼任教授、ハーバード大学上級研究員(fellow)、MIT国際自動車研究プログラム(IMVP)兼任研究員、東京大学モノづくり経営研究センター特任研究員、日本華人教授会議代表、全日本華僑華人連合会副会長などを歴任。国際ビジネス研究学会理事・中部支部長、中国経済経営学会理事、清華大学・復旦大学日本研究センター兼任研究員。国際ビジネス研究学会賞、日本経営史学会賞受賞。著書多数。著書・論文は日本語、英語、中国語で発表されるほか、フランス語とドイツ語にも翻訳される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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