出版社内容情報
戦前、上海にあった東亜同文書院に学んだ二人の仏僧、水野梅曉と藤井靜宣。
本書は、仏教界で「支那通」として知られた藤井靜宣(草宣)が住持した真宗大谷派淨圓寺にて、その膨大な遺物を丹念に整理・分類し、そこから垣間見える当時の中国社会と日中仏教の交流、そして東亜同文書院での記録を含む貴重な資料をまとめたものである。
第1部は淨圓寺における資料調査の論考、第2部は藤井が現地で収集した資料(書籍、雑誌、新聞、書簡、写真など)の目録を収録。
三好 章[ミヨシ アキラ]
監修
愛知大学東亜同文書院大学記念センター・東アジア仏教運動史研究会[アイチダイガクトウアドウブンショインダイガクキネンセンターヒガシアジアブッキョウウンドウシケンキュウカイ]
編集
目次
第二次大戦中のアジアにいた宗教家たち―豊橋、淨圓寺資料について
第1部 藤井靜宣と淨圓寺資料(真宗大谷派「開教使」藤井靜宣;水野梅曉ならびに藤井靜宣(草宣)と東亜同文書院―非正規学生から見る東亜同文書院の一側面
淨圓寺資料について
藤井靜宣(草宣)の活動と彼の収集した中国仏教雑誌・新聞について
藤井靜宣関係史料の調査状況)
第2部 淨圓寺所蔵資料(藤井草宣年譜と雑誌一覧;書籍・雑誌目録;書簡・メモ目録)
著者等紹介
三好章[ミヨシアキラ]
1952年生。愛知大学現代中国学部教授、愛知大学東亜同文書院大学記念センター長、一橋大学大学院博士後期課程満期退学、博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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