内容説明
国宝名古屋城も焼け落ち灰燼に帰した敗戦直後の街なかに立って、18万余の墓を移転して平和公園とし、2本の百メートル道路を中心に市街を復興するという「破天荒な計画」を提案、名古屋がもつ底力を見事に引き出し計画を完遂させた人。名古屋城再建と伊勢湾台風の復興に東奔西走し市民を励ました人。かれは今も唯ひとりの名古屋市名誉市民として名古屋の大地に眠っています。その人となりに接したジャーナリストが田淵寿郎の生涯を描き出す。
目次
1 青年時代
2 はじめての陸奥
3 終の住み処になる名古屋
4 第一の試練―梁山泊から生まれた百メートル道路
5 第二の試練に挑む―鯱が水を呼んだ
6 現代への遺産―平和の祈り
付 主な施設・出来事の紹介
著者等紹介
重網伯明[ジュウアミノリアキ]
昭和4年岐阜県生まれ。昭和28年名古屋大学法学部卒業。朝日新聞岐阜支局記者となる。昭和51年朝日新聞名古屋本社社会部長を経て、昭和53年朝日新聞論説委員。平成元年愛知学院短期大学教授。現在、財団法人日本大正村相談役。NPOシルバー総合研究所理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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