内容説明
言語活動にかんするソシュールの有名な定式langage=langue+paroleに対して、G.ギヨームは言語に内在する時間に光をあてることでlangage=langue→discoursという一層ダイナミックで人間科学の展開に連なる言語論の地平を拓くこととなった。本書は、人間活動の根源的契機としての言語を探究したギヨーム言語論の研究的解説である。
目次
第1部 ギヨーム言語論の根底(ギヨームとソシュールの接点;ギヨームの冠詞理論の概要)
第2部 ギヨームの動詞理論―概観と検討(Temps et Verbeの目的と言語分析の原理;動詞分析の概要;ギヨームの言語論展開の特徴その1;ギヨームの言語論展開の特徴その2―tempsの位置づけと移行、転移の観念)
著者等紹介
前田豊子[マエダトヨコ]
1926年愛知県生まれ。1987年3月まで中学校に勤務。1991年3月愛知県立大学外国語学部フランス学科卒業。2000年3月愛知大学大学院文学研究科博士課程満期退学。2008年3月博士(欧米文化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 北の詩人