ヴィレッジブックス<br> ゾディアック

ヴィレッジブックス
ゾディアック

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  • サイズ 文庫判/ページ数 605p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784863328938
  • NDC分類 936
  • Cコード C0197

内容説明

60年代後半、全米を恐怖におとしいれた連続殺人鬼がいる―その名はゾディアック。殺害方法の残忍さと多様さもさることながら、暗号を使った犯行声明をマスコミ宛に次々と送りつづけてくる犯人の前代未聞の異常さが、人びとを震えあがられた。いまだ解決されていないこの事件にとり憑かれ、みずからの生活を犠牲にしてまで犯人の正体を暴くことに命を賭けた男たちや、凶行の犠牲となった被害者とその家族たち…著者の執念の追跡によって集められた数々の証言と証拠品によって明かされる、稀代の殺人鬼、ゾディアックの全貌!ベストセラー・ノンフィクション、待望の邦訳。

目次

図版で追うゾディアックの足跡
ゾディアックを追って
最初の被害者―デイヴィッド・ファラデーとベティ・ルー・ジャンセン
ゾディアックの正体を知る女―ダーリーン・フェリン
殺人鬼からの手紙―ゾディアック
頭巾をかぶった死刑執行人―セシリア・アン・シェパード
タクシー運転手殺し―ポール・リー・スタイン
震えあがるサンフランシスコ―ゾディアック
テレビで観る大量殺人犯―ゾディアック
霊能者の見立て―ジョセフ・デルイーズ〔ほか〕

著者等紹介

グレイスミス,ロバート[グレイスミス,ロバート][Graysmith,Robert]
カリフォルニア大学美術学部卒業。日本の立川で新聞の風刺漫画家としてデビュー。その後アメリカ西海岸に戻り、主にスポーツの分野で活躍する。68年からサンフランシスコ・クロニクル紙専属の風刺漫画家となった。69年、グレイスミスが25歳のとき、クロニクル紙宛にゾディアックからの手紙が届いた現場に居合わせ、それからしだいにゾディアックの虜になってゆく。以後20年間におよぶクロニクル紙での活躍で、6度もピューリツァー賞にノミネートされた。1985年に『ゾディアック』でノンフィクション作家としてのキャリアをスタートし大ヒットを記録、その後も次々と犯罪実録ものを送りだしている

イシイシノブ[イシイシノブ]
上智大学比較文化学科卒業後、洋画配給会社に勤務。その後、翻訳活動を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

_Stroszek

4
2007年6月10日初版第1刷。同名原著は1986年出版。1968年から74年にかけて発生した未解決の連続殺人事件を、『サンフランシスコ・クロニクル』紙で政治風刺漫画を描いていたグレイスミスが時系列順に追った緻密なルポルタージュ。ゾディアック逮捕が実現しなかった理由についての平山夢明の解説:「州をまたげば連邦警察FBIの出番となるのだが、ゾディアックの狡猾さはあくまでも(カリフォルニア)州内の所轄を行き来するに留まっていた。これが初動捜査での大きなミスや見逃し、誤解を続発させる要因となった」(601)。2017/12/25

ソニックゆうすけ

2
ノンフィクション。かなり分厚い本だが興味深く読んだ。しかし、手紙、暗号、変装、TV(本人でなかったようだが。)などここまでくると、フィクションを読んでいるみたいな感覚になってくる。しかし、現実に起こった猟奇的連続殺人。分厚い本だが、事件と捜査の経過が詳細に記されており、ページと時間がどんどん進む。2020/09/25

こたつ

2
【図書館】2018/03/04

ぽー

2
「見てから読むか、読んでから見るか?」という角川のコピーも昔あったけど、デビッド・フィンチャーの映画を見てから読んだ訳で、これを先に読んでも途中で挫折したろうなと。2016/04/26

続唯美彦

1
1968年12月20日から1984年7月22日までの事件に関わる記録。ゾディアックの直筆の手紙や(著者が指摘した、オーケンの星占いの本の記号をおそらく使用していると思われる)暗号文等も図版として掲載されている。これがフィクションではないという事実にまず驚く。詳細な記録で、私は正直頭の中で整理はできなかった(ゾディアックに殺されたと思われる人は結局何人になるのか?とか)。映画を先に観たほうが良いかもしれない。筆者が警察関連の仕事に就いてたとしたら、彼が事件を解決していたであろうと思わせるぐらいの内容。2013/02/08

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