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内容説明
19世紀前半のイングランド。美しい女教師フランシスはクリスマス休暇を終えて帰途についたが、大雪のために馬車が立ち往生してしまった。そこに来合わせたルシアスという名の貴族とともに、やむをえず近くの宿屋に避難した彼女は、ルシアスの魅力に心を奪われる。ルシアスもまた、彼女に強く惹かれていた。そして、運命の糸に操られるように迎えた熱い情熱の夜―。しかし、ふたりの身分の差を痛感するフランシスは、翌日あえて彼に別れを告げた。やがて再会の時が来ようとは夢にも思わずに…。精妙に織り上げた傑作ヒストリカル・ロマンス。
著者等紹介
バログ,メアリ[バログ,メアリ][Balogh,Mary]
ウェールズ生まれ。大学卒業後、教職につくためにカナダへ渡り、そこで現在の夫と出会って結婚。1985年に作家としてデビューし、以来、英国を舞台にしたヒストリカル・ロマンスを数多く発表している
山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
31
この作家さんには本当にやられるわ~。父の死後、人に利用されることに傷つき、ひっそりとバースの学校に勤務する美しい教師が主人公です。もう彼女ったら料理も凄腕だわ歌は最高だわ情熱的だわで、男子は最初から勝ち目無し。あきらめない彼のガッツにうっとり。女子にはうれしいよね。ちなみにバースの学校と聞いてぴんときたのは、前シリーズ(信じられないけど未訳)ベドウィン一族のモーレツ娘・フレイヤ。幼少時散々迷惑をかけ、自分の行いを反省するきっかけになったあの校長先生も登場するようなので楽しみ楽しみ。2018/06/18
Miyuki_fsog
16
タイトル その物ズバリ…『忘れられない』H/H♪そして、その過程が長かった? 出逢いからのホットシーンや プロポーズは❤ それぞれの家族がステキな人達で良かった?2018/08/24
じょう
15
Simply カルテット#1。面白かった!道中、雪に阻まれて宿で・・・。H/Hの出会いは「夏の雨のめぐりあい」に似てる!?ヒーローの押しが強い。何度プロポーズを断られても再チャレンジ!(しかも毎回切れ気味!?)ヒロインが何度も何度も断るんですが、その理由が思ったほどじゃなかったかな~。2015/03/01
ぽしょ
13
ヒーローの粘り強いこと!しかも何年も耐え忍ぶとかじゃなくて、コンスタントで衝動的に粘り強いって、新しいパターン。いやーなかなかよかったです2010/10/07
ゆづき
11
女性教師4人を主人公にしたシンプリー4部作の第1作目。ヒーローとヒロインがすぐ喧嘩するカップルは苦手なのですが、流石メアリバログです。これは良かった。衝動的で軽いルシアスは嫌いなタイプなのに嫌じゃない。起き上がりこぼしの様に振られても断られても何度でもヒロインにアタックするその根性は素晴らしいと思いました。メアリさんの本はただ恋愛ものでは終わらず、家族愛にも溢れているところが本当に大好きだと改めて思いました。ただ会いたくても早い所読みたい。2012/01/05