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内容説明
一九七〇年代後半、中東シスヨルダンの小さな村で、ある少女が生きながら火あぶりにされた…恋をして、性交渉を持ったために。重度の火傷を負いながら奇跡的に生き延びた彼女は、本名を明かすことも素顔をさらすこともないまま、この知られざる事実を証言することを決意した。残された命のすべてを賭けて。―これは、遠い過去の話でも、フィクションでもない。今なお虐待と死の危険にさらされている女性たちの、衝撃のノンフィクション!文庫化にあたり、書き下ろし特別原稿「日本の読者のみなさんへ」収録。
目次
第1部 第一の人生(育った村の記憶;消えた妹ハナン;殺される女性たち;裸足の花嫁、姉ヌーラ;我が家の王様、弟アサド;許されない恋愛の記憶;望まぬ妊娠;死と闇の記憶)
ジャックリーヌの証言(火あぶりにされた少女との出会い;決死の救出)
第2部 第二の人生(再生;結婚;絶望と罪の意識のなかで;生き残った者の義務;息子との再会;本当の家族)
著者等紹介
スアド[スアド][Souad]
中東シスヨルダンの小さな村に生まれる。17歳のとき初めての恋をし、子供を身ごもったため、家族の名誉を汚した罰として義理の兄から火あぶりにされる。重度の火傷を負いながらも奇跡的に救出され、20数回におよぶ手術を経て、現在ヨーロッパで夫と子供たちとともに新たな人生を歩んでいるが詳細は公表していない。自身の体験を著した『生きながら火に焼かれて』は、2003年春にフランスで刊行と同時に大ベストセラーとなった。現在、日本を含め29カ国で出版されている
松本百合子[マツモトユリコ]
上智大学仏文科卒。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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