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内容説明
「母さんは、ぼくが憎いの?」―実母によるすさまじい虐待を逃れ、ようやく子どもらしくのびのびできると思えた里子としての暮らし。しかし、そこでも数々の試練が彼を待ちうけていた。学校や少年院でのつらい出来事や世間の偏見にさらされながら、それでもデイヴィッドは希望を捨てずに自分の生き方を探しつづける。カリフォルニア州史上最悪といわれた児童虐待の体験者が明かす、少年期の記録『“It”(それ)と呼ばれた子―少年期』を、世界にさきがけて完全コミック化。
著者等紹介
ペルザー,デイヴ[ペルザー,デイヴ][Pelzer,Dave]
カリフォルニア州デイリーシティに生まれる。州史上最悪といわれた児童虐待を生きのび、その後、米空軍に入隊。一方で、自らの経験を活かして、カリフォルニア州各地の教護院および青年援助プログラムで活動を続ける。児童虐待にたいする一般の認識の向上およびその防止に力を注いだとして、米国内で高い評価を得ている
しおざき忍[シオザキシノブ]
1974年2月28日生まれ。愛媛県出身。’97年『きらら16』(秋田書店)でデビュー。シャープな描線とホップな絵柄で、ギャグからシリアス、麻雀漫画までこなす多才な少女漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちっち
2
家を出ることができたが、里親の家を転々とする。悪い友を作ったり、実の父は消防署を退職したり、さまざまなことが起きる。そんな中でも懸命に生きようとする姿に胸が熱くなります。 2014,03,102014/03/10
cPu
0
漫画でも恐ろしくて布団かぶってねました。主一方的な暴力をふるわれるのは下手なホラーより現実に起きたことだから恐ろしく怖すぎた。両親とも自制がきかない病人なんだな。2009/10/23
miya
0
以前に小説?版のほうは読んでいた。コミック。こちらのほうが手軽だけれど、文章のほうがガツンときたきがする。どこ子も親を選んでは生まれてこれない。安全で平和で愛された子ども時代が誰にでも当たり前であってほしい。里親、興味あるなぁ。2009/04/17