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内容説明
「きみの人生は、すべてきみ自身にかかっている。きみには能力がある。眠っている可能性を引き出すことができる」カリフォルニア史上最悪の児童虐待を受けた過去をもち、自分の体験を告白して大ベストセラーになった『“It”(それ)と呼ばれた子三部作』の著者デイヴ・ペルザーが、悩める若い世代に贈る、愛とやさしさにみちた珠玉のメッセージ。10代の少年少女はもちろん、悩めるすべての大人たち必読の一冊。
目次
1 生きることの意味を、考えてみよう(ただ一度の、かけがえのない人生;自然に解決する「問題」なんて、ない!;きみが悪いわけじゃない ほか)
2 未来のための選択を、いましよう(“自己責任”は重いものだ;心の奥のガラクタをはきだそう;憎しみに取りつかれてはいけない)
3 決意すること、それが最初の一歩だ(信念をもちつづけよう;まず、目の前の目標から始めよう)
著者等紹介
ペルザー,デイヴ[ペルザー,デイヴ][Pelzer,Dave]
カリフォルニア州デイリーシティに生まれる。州史上最悪といわれた児童虐待を生きのび、その後、米空軍に入隊。一方で、自らの経験を活かして、カリフォルニア州各地の教護院および青年援助プログラムで活動を続ける。児童虐待にたいする一般の認識の向上およびその防止に力を注いだとして、米国内で高い評価を得ている
佐竹史子[サタケフミコ]
1966年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐保(さほ)
3
この人は乗り越えてきたんだ! そうして、あまり大きな声では仰っていないが、本書に〝許す〟ことの真相が書かれている。さらっと、許しているけれど、許すのはものすごく難しい。でも一度許したら心から許せるんだ。それは嘘でも偽善でもないんだ。私は身を以て知っている。今ちょうど〝許す〟ことで悩んでいるからそれが目に留まった。いつでも、この人の事例は参考になると思う。誰にでも辛いことはたくさんある。けれどこれほどの逆行はなかなかないだろう。不幸の深さを比べるのは間違っていると思っていても、比べざるを得ない。すごい人!2011/06/14
えす
2
娘が読書感想文を書くというので借りて、ついでに読んでみました。憎しみが負の連鎖を招くというのは、その通りだと思う。恨んだり憎んだりしないでやり過ごすのは、だけど難しい。結局、今の自分を作っているのは自分。頭では、どの言葉も分かっているんですけどねえ…。2011/09/07
みーみ
0
10代に出会って、読んでたら何か違う道もあったのかなと思えた1冊です2017/05/24
na
0
君は自分ひとりで生きていける。という主張が強かったが、時には人を信頼することも必要だと思う。子供向けだったが、筆者の気持ちが何によって変化し、立ち直ることができたのかという体験談は興味深かった。子供たちにまっすぐ生きて欲しいと願う強い気持ちを感じた。2014/08/26
鑑真@本の虫
0
許すことの意味を深く考えたことのある人というのは、少ないだろう。しかし、人を許したことはあるはずだ。許すことの力は絶大。だからこそ、良く考えてみて欲しい。2010/01/01