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内容説明
失われた写本“アシュモール782”を狙う執拗な魔手が迫るなか、マシューはダイアナを連れ故郷フランスへ飛ぶ。孤高の城で待つのは冷血なヴァンパイアの女主人イザボー。だが魔女を憎むイザボーと心通わせるうち、ダイアナはマシューに隠された悲しい過去と、驚愕の真実を知ることになる。そんな矢先、ついに恐れていた事態が!ダイアナは強大な敵から愛する者を守るため、封印された謎を解き、自らに眠る未知の力を呼び覚ます事を決意するが…。魔法と科学と歴史が交錯する精緻なプロット、次々とたたみかけるミステリー、胸揺さぶるロマンス―新感覚ファンタジー。
著者等紹介
ハークネス,デボラ[ハークネス,デボラ][Harkness,Deborah]
南カリフォルニア大学で現役教授をつとめる歴史学者。16~18世紀のヨーロッパにおける魔法と科学の歴史を専門とし、ケンブリッジ大学やイェール大学から学術書も出版している。フィクション作家としてのデビュー作にあたる『魔女の目覚め』は発売前から各国で注目の的となり、世界35カ国での出版が決定。2011年2月にアメリカで発売されるや『ニューヨークタイムズ』、『パブリッシャーズ・ウィークリー』のベストセラーリストに初登場2位で躍りだし話題を呼んだ
中西和美[ナカニシカズミ]
横浜市生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
68
読まずにはいられない、の一冊。ダイアナが発見した一冊の写本。全てはそこから始まった。マシューに出逢い、封印してきた魔女の能力が徐々に目覚め、マシューの過去、家族を知り、二人の愛が深まり…と、上巻よりもぐっと濃い内容に先が気になり読まずにはいられなかった。歴史にも科学にも疎いし、たぶん半分も理解できていないけれど、なんだか好奇心を刺激され素直に楽しめた。そして…ここで終わるとは!これまた読まずにはいられない状態。あぁ、なんて罪深きストーリーなのかしら。2017/09/27
こなな
56
謎を追うダイアナとマシューはオックスフォードからオーベルニュ地方、そしてニューヨークにあるビショップ家へと移る。ビショップ家の家は生きていて幽霊達も住んでいる。幽霊達との会話も引き立っている。ニューヨーク州北部は10月が一年でもっとも美しい。木々は燃えるような赤や黄金色に紅葉している。ダイアナの母の悪い魔女と魔法のリボンと妖精のおばあさんの物語に出てくる王子は…。異種間の繁殖は進化のステップ! ハローウィンの場面が、ほんわかしてよかった。男の子がマシューにヴァンパイアだよって。睡眠不足に陥る物語だった。2025/05/18
みうか
54
マシューとダイアナのイチャコラに胸キュン♡しながらも、次々と明かされる秘密やどんどん出てくる新キャラの波に揉まれ、読後は良い意味でぐったり(笑)しかも写本の秘密は明かされない!切り取られた残り3ページの行方、各種族の起源と未知なる種の終わり、2人が子を持つ可能性…などなど気になる謎が溢れて、あぁ焦れったいッ(✽︎´ཫ`✽︎)!そしていよいよ次は1590年にタイムウォーク。ワクチンたくさん打ってたけどペストとか大丈夫だろうか…!?ってかまた現在に帰れるのだろうか…!?次巻で何かしら進展を期待♪2018/01/02
財布にジャック
53
今更ながら、皆さんの感想見て知ったんですが、これって3部作なんですね?知らないで読んでまし た。どうりで中途半端な終わり方なはずですよね。失われた写本やラザロ騎士団が出てきて、なかなか私の思う方向に謎が広がっていって良かったんですが、1000頁も読んだのに完結させてくれないっていうのが、ショックでした。基本的に恋愛物は苦手な分野なので、続編を読むかどうかは又その時の気分で決めます。私の中ではこの上下巻でハッピーエンドってことにしたいです。2011/09/13
ぽろん
41
今巻では、あー、マシューが死んじゃうのではとハラハラしました。そして話がどんどんスケールアップしてきたような。次巻はタイムウオークという事でかなり時代が遡るようです。二人に子供は授かるのでしょうか⁇2019/01/26