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内容説明
23歳の独身女性クレアは、亡くなった父親から英国沖の豊潤な島を相続した。彼女の後見人をつとめるサーストン男爵は、邪悪な輩に狙われがちな島の住民の安寧のためにも彼女に結婚をすすめる。彼が花婿候補に選んだのは、自らの息子でありながら非嫡出子であるがゆえ領地を相続できない勇猛な騎士ガレス。島が自分のものになることを夢見たガレスは意気揚々と島に上陸する。だが、クレアが結婚に乗り気ではないため、彼の行手には思わぬ試練が…。ベストセラー作家が中世を舞台に流麗に描く傑作ヒストリカル・ロマンス。
著者等紹介
クイック,アマンダ[クイック,アマンダ][Quick,Amanda]
カリフォルニア大学で図書館学の修士号を取得し、企業や自治体の図書館司書を勤めたのち、1970年代後半に作家に転身。これまでに100冊以上の作品を上梓し、アメリカ出版界で不動の地位を築いてる。ジェイン・アン・クレンツ名義で、現代を舞台にしたロマンティック・サスペンス小説も多数発表している
高橋佳奈子[タカハシカナコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harutamano
8
ヒューヒュー💓アマンダ・クイックの騎士ものは初めて読みますわ〜✨十字軍帰りの騎士が出てきたり殺人の謎解きもあってカドフェル好きにはたまらん。クレアもガレスもそれぞれに得意とすることで自立していながら相手を立てていくあたりが交渉上手の叩き上げだわね。その人の香りに惹かれるのはDNAの仕業かしらタイトルも良き📚2023/10/31
ネフェルティア
3
アマンダクイックのヒーローとヒロインで、今まで嫌いなキャラがいなかったのに、今回初めてヒロインにイラっときた。最初クレアの頑なさにイラっときたけど、忍耐強いガレスがクレアを上手に手のひらで転がすのがさすがだと思わずにはいられない。中世ものなら「黒衣の騎士との夜に」の方が好みだな。まぁでも面白かった。2014/10/09
u_ron
2
お得意の処女ネタ健在中世ものといったかんじ。サクっと読めたしオチはよかったけど、ちょっと物足りなかったかな。2012/01/12
oneoeight
2
おしゃべりなヒロインと寡黙なヒーローとの知恵くらべ(我慢大会?)が楽しいお話。思い込み激しいヒロインに包容力ある落ち着いた大人な対応するトコがツボった~~~~~(*´ェ`*)モエ。私的にすんごい満足した♪ 鶏よ、安らかに度☆5、また読みたい度80%2011/06/20
MOMO
2
クレアちゃんが少々ヒステリックにうるさすぎて・・おまけに有能な商売人のはずなのに、世間知らずな夢見る乙女だし・・まぁ、ガレス君が比較的寡黙で有能だから問題ないものの、あそこまで感情的な行動を取られると、ちょっとうんざりする場面も・・もっとも、すぐに反省するから、まだ許せるけどね。ただねぇ・・ラストの展開って、実はあんまり好きじゃぁないのよ・・クレアちゃんの愚かな我が儘に、ガレス君が付き合ってくれたのはいいんだけれど、クレアちゃんの考え自体が<いい人である自分が好きなの私・・>てな印象を受けちゃってさぁ・・2011/05/26