内容説明
名作『バットマン：イヤーワン』のフランク・ミラー／デビッド・マツケリーコンビの原点。アメリカンコミックスの歴史を塗り替えた、伝説のハードボイルド大作！かつての恋人に裏切られ、宿敵キングピンに正体を知られてしまったデアデビルことマット・マードック。仕事を、友を、コスチュームまで奪われた彼に残されたものとは…。高貴なるヒーローの転落と再生を描く、男泣き必須の伝説的名作。四半世紀の時を超え、ついに邦訳なる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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7
孤独なヒーロー、デアデビルことマット・マードックの活躍が読める唯一の邦訳。宿敵キングピンに、正体を知られ家も財産も職も奪われ、精神をズタボロにされ徹底的に痛めつけられ、仲間を失う。かつて愛した人から一握りのドラッグと引き換えにされたマット。そのどん底から辛くも生き延び、キングピンの悪事を白日のもとに晒すまでの執念。徹底的にシビアなハードボイルド。キャプテンアメリカとヌークの哀しい共通点。アベンジャーズの登場には胸熱。2015/03/08
サケ太
6
素晴らしい力を感じる作品。薬におぼれたかつての恋人、彼女により正体をばらされ、キングピンによりすべてを奪われたデアデビル＝マット・マードック。破れかぶれにキングピンに挑むが、倒され、車とともに川に沈められる。しかし、死体は見つからなかった。恐怖を知らない男の復活劇。インパクトの強すぎるヴィラン、ヌーク。キャプテン・アメリカの登場。激闘。重厚すぎる。モノローグでの心理描写が素晴らしい。面白かった。2015/12/14
リチャード
5
フランク・ミラーお得意のハードボイルドな作品。デビッド・マツケリーのアートも合わせて傑作、面白かった！2015/12/21
サテヒデオ@ダイナミックひとり
3
多視点により紡がれる「死と再生」の物語。マシュー・マードックは、彼がただひとつの名前をのみ有するならば、その名のもとに殺されていたことだろう。秘匿すべきもうひとつの名前が彼の命を救った。それこそ“恐れを知らぬ男”デアデビルである。2015/12/13
Dの字
2
良いです。ページごとに色調が変わり、それがトータルではまとまっているのがとてもクール。2016/01/02
